Iwatani(イワタニ)カセットフー タフまるXG Jr. – hinataストア

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Iwatani(イワタニ)カセットフー タフまるXG Jr. - hinataストア

静かな朝の一杯をつくる、小さな相棒「タフまるXG Jr.」

夜明け前の稜線。テントのフライを開けると、ひんやりとした空気が頬をかすめ、空の端がうっすらと朱色ににじみはじめる。その静けさの中で、そっと火を点ける。聞こえるのは、ごく控えめな燃焼音と、お湯が温まっていく気配だけ——。そんな「軽さ」と「静けさ」を好む登山者やソロキャンパーに、しっくりと馴染むのが、Iwatani(イワタニ)の「カセットフー タフまるXG Jr.」です。

大げさなギアではなく、ただ、自然の中での時間を少しだけ豊かにしてくれる道具。タフまるXG Jr.は、まさにそんな立ち位置のコンロだと感じています。

「タフまるJr」から進化した“X”ごとく——シェラカップが主役になる火口

タフまるXG Jr.の一番の特徴は、「X」形状のごとく。実際に手に取ると、まずこの構造に目がいきます。従来のタフまるJr.でも安定性には定評がありましたが、X字のごとくになったことで、シェラカップや小径のクッカーが、驚くほどしっかりと収まります。

秋口の山でテント泊をしたとき、夜明け前にシェラカップで少量のお湯を沸かし、ドリップコーヒーを淹れました。細身のシェラカップだと、一般的なカセットコンロでは「ちょっと乗りが悪い」と感じることも多いのですが、このX形状のおかげで、カップがずれる心配をほとんど感じませんでした。手袋をしたままでも安心して扱える安定感は、冷え込む山の朝にはありがたいポイントです。

鍋底が6cm以上の調理器具に対応しているので、ソロ用の小さなアルミクッカーから、少人数用の鍋まで幅広くこなせます。焚き火台と違い、火加減のコントロールがしやすいので、ちょっととろ火でスープを保温したいときなどにも活躍してくれます。

約60%小型化、それでも“タフまるXG”の機能はそのまま

タフまるXG Jr.は、兄貴分であるタフまるXGの機能をそのままに、約60%まで小型化されたモデルです。実際、ザックに入れてみると、従来サイズのカセットコンロとは別物のコンパクトさ。ケース込みでも、ソロキャンプや家族分の荷物が多くなりがちなオートキャンプに、気負わず連れていける大きさです。

コンパクトになっても、頼りなさはありません。本体はツヤ消し塗装のマットブラック。光を抑えた落ち着いた質感で、自然の色合いの中にもすっと溶け込みます。テントサイトに並べたとき、ギラついた主張をしないこの雰囲気が、個人的にはとても気に入っています。

ごとくにはホーロー用鋼板が使われており、耐久性とメンテナンス性も十分。山から戻ったあと、濡れた布でさっと拭くだけで汚れが落ちやすく、余計な手間をかけずに次の山行に備えられます。「本物」を長く使いたい人にとって、このタフさは大きな安心材料になるはずです。

風を気にせず使える安心感——稜線でも、海辺でも

タフまるシリーズの真骨頂は「風に強い」という一点にあります。XG Jr.もその例に漏れず、風防構造がしっかりと施されているので、稜線のテントサイトや風の通り抜ける河原サイトでも、火が不安定になりにくいのが魅力です。

春先、標高のあるキャンプ場で使ったときのこと。日中はぽかぽかしていても、夕方になると途端に風が出て、体感温度がぐっと下がりました。そんな中で、タフまるXG Jr.に火をつけ、風上側を少しテーブルでかばってやると、炎は終始安定。弱火から強火まで、つまみを回した分だけ反応してくれる素直な火力に、「あ、これは頼りになる」と感じました。

  • 風の中でも炎が消えにくく、調理時間を読みやすい
  • 焚き火NGのキャンプ場や、強風で焚き火を諦めるシーンでも活躍
  • ガスコンロならではの、静かな燃焼音で会話の邪魔をしない

自然の中で過ごす時間に、余計なストレスを持ち込みたくない人ほど、この「風をあまり気にしなくてよい」という軽さを、実感できるはずです。

テントサイトの“ミニキッチン”としての実力

キャンプを重ねるほど、「料理はシンプルでいいけれど、ちゃんと美味しく食べたい」と感じるようになってきます。タフまるXG Jr.は、そんな感覚にぴったりな一台です。

ソロの山行で、夕暮れ時にテント前で簡単な鍋を作ったときのこと。小さいクッカーに出汁と具材を入れ、弱火でコトコト煮込む。焚き火ほどのドラマチックさはないけれど、その代わり音も匂いも静かで、周囲のサイトを気にせず調理ができました。風が吹き抜ける草原サイトで、空を赤く染める夕焼けを眺めながら、静かに鍋が仕上がっていく時間は、とても贅沢なものでした。

また、キャンプ場だけでなく、自宅のベランダや庭先で「ちいさなアウトドア」を楽しむにも最適です。コンロ一つ、シェラカップ一つで、ベランダでお湯を沸かし、ちょっといい茶葉を淹れてみる。そんな何気ない時間も、タフまるXG Jr.があるだけで、どこか旅先のような雰囲気になります。

リアルな使用感:荷物に入れる“優先度”が上がるコンロ

何度かフィールドで使ってみて、感じたことを率直にまとめると、次のようになります。

  • サイズ感:ザックや車載ボックスの中で邪魔にならない。コンパクトチェアと同じくらいの「持っていこうと思える」サイズ。
  • 操作性:ツマミが大きめで、寒い朝に薄手の手袋をしたままでも回しやすい。
  • 安定感:Xごとく&低い重心のおかげで、シェラカップや小鍋でも不安が少ない。
  • デザイン:マットブラックの質感が、ウッドテーブルやブラックギアとよく馴染む。

結果として、「今回は荷物を軽くしたいからガスコンロはやめておこう」ではなく、「あれくらいのサイズなら、入れておこうか」と、つい連れて行きたくなる存在になりました。軽さと機能のバランスが、ちょうど良い位置に落ち着いている印象です。

自然時間と日常時間をつなぐ、小さな豊かさ

山やキャンプ場で過ごすひとときは、日常をいったん横に置いて、自分の輪郭を確かめ直すような時間でもあります。タフまるXG Jr.のように、余計な装飾を削ぎ落とした「本物の道具」は、そんな時間の静けさを邪魔せず、そっと支えてくれます。

自然の中で過ごす時間は、心に豊かさをもたらしてくれます。同じように、日常にそっと豊かさを添えてくれるものを探している方には、豊かさ専門店 弁財天堂もおすすめです。アウトドアと日常、そのどちらにも静かな豊かさを宿したい人に、ちょうどよい存在かもしれません。

まとめ:静かなフィールドに似合う、一歩先のカセットコンロ

Iwatani(イワタニ)カセットフー タフまるXG Jr.は、「小さくて、タフで、自然に溶け込む」ガスコンロです。X形状のごとくによるシェラカップの安定感、約60%小型化された携行性、風に強い構造、そしてマットブラックの落ち着いた質感——どれも派手さはありませんが、フィールドに立つと、じわりと効いてくる要素ばかりです。

早朝の稜線で淹れる一杯のコーヒー、星空の下で静かに煮込む小さな鍋、ベランダで楽しむささやかな夜の一杯。そんな時間の傍らに、信頼できる火がひとつあるだけで、アウトドアはぐっと身近で、豊かなものになります。タフまるXG Jr.は、その「ひとつ」を任せられる相棒になるはずです。

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